富士登山2011〜ご来光編

登山中のことからご来光までのことを振り返ります。

※6合目から見た積乱雲

※影富士(富士山自身の影が雲海に写る現象)

●高山病対策
高山病にならずに登頂するには、常に深呼吸してゆっくりゆっくり登る、これにつきます。体力に自身がある人ほどやられます。私は自信がなかった分、深呼吸もスローペースも自然と守ることができました。
一緒の団体にいた70歳くらいの老夫婦、75歳のおばあちゃんもなんだかんだ頂上までいきました。
途中の登山道で、高山病で苦しんでいると思われる若い人をたくさんみました。リタイアする人も。

●考え事
長い時間、じっくりじっくり登っているといろんなことを考えます。富士山は様々な試練を与えてくるのですが、それに対応していくうちに
「あ、これはあのときの経験が活きているな」
「こういう考えを培ってきたから、いまこういう気持ちを保てるんだな」
といったことが頭をよぎります。ゆっくりと時が流れて行く中で、非日常的な経験をしたと思います。

※雲海が神秘的(頂上より)

※夜明け前(頂上より)

※待ちに待ったご来光(頂上より)

●頂上・ご来光
真夏でも気温は10度を下回り、強風で体感気温は0度並。
カメラ片手に写真を撮りましたが、凍死という言葉が頭をよぎりました。
最低限フリース、アウトドア用の丸められるダウンがあればベターです。
ご来光は、出てきそうでなかなか出てきません。寒くて「見なくてもいいや!」
と思ったりしながら、真夏の頂上なら5時前くらいが日の出となります。
なんというか、「グッ」ときますよ。