めちゃイケin高円寺
この前の土曜フジテレビ「めちゃイケ」は、地元高円寺のケーキ屋が舞台となった。
30年この地でケーキ屋を営むおやじを、ナイナイが応援しようという企画。
ま、いろいろおふざけもありつつ、ちょっといい話、最後は落ちがつくのだが。
内容はさておき、、、
今日ひさしぶりに休日に会社にいき、夕方帰ってきたときの様子が写真。
番組効果で店の前は100人くらいの行列。
たまたまオンエアー日の昼に店の前を通った時は、行列はもちろん
店内に人気もなく
「あ、こんなところにケーキ屋あったんだ」
くらいのものだった。
オンエアー翌日の今日は様子が一変。
TV効果ってさすがだな。
高円寺はラーメン屋をはじめ、グルメには事欠かない土地。
実はスイーツも充実していて、都内各地に卸している激ウマケーキの
厨房(?)があったりもする。
よくテレビで、取材NGのラーメン屋なんかがある。
オンエアー後の混雑で、それまでひいきにしていた常連客がよりつかなくなり、
ブーム終了とともに
「”そして誰もいなくなった”状態」
となるからだ。
でもこのケーキ屋の場合は、もともとガラガラだから、
ミーハーたちの中で10人に一人でもリピーターができれば、それは価値あることだろう。
普通、ケーキ屋とお客の接点はケーキとお店。
めちゃイケによる効果でそこの「店主」とその「人生・歴史(ドラマ)の重み」が
加わった。
企画の中で、その店のオリジナルケーキを600個高円寺で売り切るという離れ業を
ナイナイの協力で達成し、ちょっと感動した。
そんなことも行列の背景になったのだろう。
そういえば、この前入った高円寺の和菓子屋「利休」は昭和初期から営業しているという。
店員(おばあちゃん)に「いつからやってるんですか?」ときいたら、
「いやぁ、私が働き始めてもう50年になるんですよ」とのこと。
やれもともと店主は赤坂の和菓子屋で、皇室にも納めていたとか、
寺の茶室がなくなって昔とはだいぶ客層が変わったとか。
「商品」と「空間」だけじゃなく、その店・店主それぞれがもつ人生・歴史(ドラマ)
を知ることで、商品よりも「味」のあるものに触れられることもあるのだな。
とりとめのない日記で、ようやく2008年の私のブログが始まりました。(遅っ!)