めちゃイケin高円寺

haruyuki04052008-01-20


この前の土曜フジテレビ「めちゃイケ」は、地元高円寺のケーキ屋が舞台となった。
30年この地でケーキ屋を営むおやじを、ナイナイが応援しようという企画。
ま、いろいろおふざけもありつつ、ちょっといい話、最後は落ちがつくのだが。
内容はさておき、、、

今日ひさしぶりに休日に会社にいき、夕方帰ってきたときの様子が写真。
番組効果で店の前は100人くらいの行列。
たまたまオンエアー日の昼に店の前を通った時は、行列はもちろん
店内に人気もなく
「あ、こんなところにケーキ屋あったんだ」
くらいのものだった。

オンエアー翌日の今日は様子が一変。
TV効果ってさすがだな。

高円寺はラーメン屋をはじめ、グルメには事欠かない土地。
実はスイーツも充実していて、都内各地に卸している激ウマケーキの
厨房(?)があったりもする。


よくテレビで、取材NGのラーメン屋なんかがある。
オンエアー後の混雑で、それまでひいきにしていた常連客がよりつかなくなり、
ブーム終了とともに
「”そして誰もいなくなった”状態」
となるからだ。

でもこのケーキ屋の場合は、もともとガラガラだから、
ミーハーたちの中で10人に一人でもリピーターができれば、それは価値あることだろう。

普通、ケーキ屋とお客の接点はケーキとお店。
めちゃイケによる効果でそこの「店主」とその「人生・歴史(ドラマ)の重み」が
加わった。
企画の中で、その店のオリジナルケーキを600個高円寺で売り切るという離れ業を
ナイナイの協力で達成し、ちょっと感動した。
そんなことも行列の背景になったのだろう。

そういえば、この前入った高円寺の和菓子屋「利休」は昭和初期から営業しているという。
店員(おばあちゃん)に「いつからやってるんですか?」ときいたら、
「いやぁ、私が働き始めてもう50年になるんですよ」とのこと。
やれもともと店主は赤坂の和菓子屋で、皇室にも納めていたとか、
寺の茶室がなくなって昔とはだいぶ客層が変わったとか。

「商品」と「空間」だけじゃなく、その店・店主それぞれがもつ人生・歴史(ドラマ)
を知ることで、商品よりも「味」のあるものに触れられることもあるのだな。


とりとめのない日記で、ようやく2008年の私のブログが始まりました。(遅っ!)