富士登山2011〜準備編

2011年8月14日から15日にかけて、初めての富士登山そして頂上からのご来光を見てきました。
椎間板ヘルニアによる腰痛持ち、人並みを大きく下回る持久力、登山経験無しの自分が、標高3,776mの富士山登頂を決めたのは出発からわずか3週間前。
富士登山は登山者の3分の1が高山病等でリタイアするという過酷なレジャー、いやアドベンチャーです。

気付きをまとめることと、これから富士山に登る人の参考になればと思い久しぶりにブログにまとめてみます。
まずは準備編。(1)トレーニング と(2)装備 について書きます。


※6合目あたりからの景色。雲海が広がっています。

※軍手とストックも忘れずに

(1)トレーニン

基礎的な体力作りはもちろん、持病の腰痛対策と高山病対策が最大のテーマ。
やったことは、ジョギング(超スローペース)、水泳(超スローペース)、思いリュックを背負ってウォーキング&スクワット。
毎日何かしらをやりました。あとは高尾山にてリハーサル。ジョギングやスクワットも重要ですが、登ってみて感じたのは超スローペースのクロールでやっていたゆっくりした息継ぎが、高山病予防の呼吸法(しっかり息を吐くことで深く吸う)の練習になったということ。結果的に本番でも一切高山病になりませんでした。

(2)装備

装備を甘く見るとリタイアの可能性が上がります。富士登山では、真夏の暑さ、高所の真冬並みの寒さ、風、雨、岩場、砂場、土、すべてに対応する必要があります。
最近では登山用品のレンタル屋さんもあるので有効活用すると良いです。あと、小物を含めた持ち物リストは
アウトドアスポーツ(登山用品が豊富な店)で冊子になっておいてありますので参考にしてください。
参考までに私の場合をまとめておきます。

・登山靴 ※富士山なら絶対にハイカットのものを。買うと10,000〜数万。レンタルなら4,500円くらいから。
・ザックとザックカバー
・レインウェア ※上下レンタルで2500円くらい
・スパッツ ※タイツじゃなくて靴に砂が入らないようにする装備のこと。レインウェアとセットで借りました。
・ヘッドランプ ※ご来光を見る場合、明かりのない登山道を歩くので必須。LEDのものがネットなら1000円くらい。
・ストック ※絶対あったほうがいい。富士山で売っている木の金剛杖はおすすめしない。重く長さも調節できないため。
・長袖シャツ、ズボン、フリース ※いずれも綿は△。速乾性のものを。頂上はフリースやダウンがないと凍死します。
・靴下 ※登山用の中厚ソックスの下に、二重履き専用の薄手の指型ソックスを履きました。これで血豆を防げます。
・帽子 ※直射日光と暑さから身を守ります。通気性のいいものでないと辛いかも。
・グローブ ※軍手でもいい。手をついて登る岩場もあるので素手はNG
・タオル、日焼け止め、携帯電話の充電器、トイレのチップ(100円玉15枚くらいは)
・飲み物、※飲み物は水よりもスポーツドリンク。500ml×2〜3本。山小屋でも買えるけど高い。高所だと水500mlが500円。
・行動食、非常食 ※甘いもの(黒糖等)としょっぱいもの(種無しの干し梅)、アミノバイタルウィダーインゼリーみたいなものなど。
・マスク ※下山道は砂嵐状態。マスクが真っ黒になります。
・常備薬

だいたいこんなもんです。
次回は登山当日のことを書きます。